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2014.02.10 (Mon)

子連れで行く!ヒガシ東京─こども未来創造館@西新井

0歳児子育て真っ際中のライターが、子供と一緒に行ける場所を訪れてレポートする企画「子連れで行く!ヒガシ東京」。

今回は、LwP magazineの対象エリア(浅草からおおよそ3㎞圏内)を離れてしまいますが、気になるスポットがあったので行ってきました。それは、足立区西新井駅そばにある「こども未来創造館」です。

民間企業3社による共同企業体が運営する公共施設

今回訪れた「こども未来創造館」は足立区の施設で、「西新井文化ホール」と併せて「ギャラクシティ」という名称がついています。この施設は、昨年2013年4月にリニューアルオープン。リニューアルを機に指定管理者制度が導入され、民間3社(株式会社丹青社、株式会社JTBコミュニケーションズ、株式会社日立ビルシステム)による共同企業体「あだち未来創造ネットワーク」が企画運営を担当しているそう。

「こども未来創造館」は入場は無料!(プラネタリウムは有料)足立区に居住している人に限らず利用することができます。

浅草から東武スカイツリーラインで最短17分。最寄りの西新井駅からは徒歩3分というアクセスの良さです。

充実した設備、わくわくさせられる企画

行って驚いたのは、無料の施設とは思えない設備の数々です。まず正面入り口のすぐ右手の壁面には、なんと7.5mのクライミングウォール「がんばるウォール」が設置されています。

がんばるウォール
がんばるウォール

建物中央の円形のスペースにには、思わず歓声を上げてしまう遊具「スペースあすれちっく」がありました。直径17mの巨大な円形のネットで作られた遊具が3層になっていて、その3層が縦型のトンネルで繋がっており、上下を行き来できるようになっています。

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スペースあすれちっく(こども創造未来館HPより)
スペースあすれちっく(こども創造未来館HPより)

ボリュームのある遊具に加え、身体の動きに反応する映像で遊べる「デジタルきゃんぱす」や、白い壁や床に思い切り落書きができる「ホワイトあとりえ」、工作や実験の教室が開かれる「ものづくりガレージ」など、子供に混ざって体験したくなるような設備が目白押しです。

デジタルきゃんぱす
デジタルきゃんぱす

ものづくりガレージ
ものづくりガレージ

中でも「わくわくデスク」というスペースでは、様々な”学べるキット”が貸し出しされていて、親子で自由に遊ぶ事ができます。例えば「ギャラクシティをはかってみよう」というキットには長さや重さを測る道具がセットされていて、それらを使って測量の仕方を学ぶことができます。また、「おべんとうをつくろう」というキットにはフェルトでできたおかずをお弁当箱に詰めて、栄養満点のお弁当を作るという遊びができます。他にもペーパークラフトができるキットやスタンプキットなど、13種類ほどが用意されていました。

わくわくデスク
わくわくデスク

「わくわくデスク」で貸し出しされている体験キット
「わくわくデスク」で貸し出しされている体験キット

さらにもうひとつの見所は23区内最大という直径23mの大型ドームによるプラネタリウム「まるちたいけんドーム」です。プラネタリウムの投影装置は、5台のビデオプロジェクターによるデジタル方式で、映像のきめ細かさを示す解像度が7K(7,000ピクセル)という、美しい映像を体験できるとのこと。

これらの遊具やスペースの対象年齢について、HPでは「ほわいとアトリエ」と「まるちたいけんドーム」が小学生以下のお子さんも対象となっており、その他は小学生からとなっていますが、「スペースあすれちっく」は時間帯によって「ファミリータイム」があり、保護者と同伴で1歳のお子さんからも入場OKとのことでした。また「わくわくデスク」も小学生以下でも楽しめるキットが多数ありました。

0歳も遊べる「ちびっこガーデン」

さて、私のような0歳児を連れたお母さんやお父さんのためには、「ちびっこガーデン」というスペースがありました。こちらは、一般的な児童館等の子育て施設のように、ねんね・ハイハイの小さい赤ちゃんから遊べる場所です。上は幼稚園の年長さんまで入場可能。

ちびっこガーデン
ちびっこガーデン

おおまかに4つのエリアに別れていて、ねんね・ハイハイの赤ちゃんエリア、おもちゃエリア、簡単なクライミングウォールがある動き回れるエリア、飲食可能な休憩エリアとなっていて、月齢・年齢別で居られる場所を少しずつ変えた工夫がされていました。

ねんね・ハイハイの赤ちゃんスペース
ねんね・ハイハイの赤ちゃんスペース

どのエリアにもクッションのマットが敷いてあり、多少転んだりぶつけたりしても大丈夫。安心して遊ばせることができます。もちろん授乳室・オムツ替え台もスペース内にあります。

訪れているお父さんお母さん達も気さくな方が多く、私が訪れたこの日も他のお子さんのお父さんが息子とたくさん遊んでくれたり、近い月齢のお母さん同士でのコミュニケーションも盛り上がりました。

土日は来場者が多く、入場制限が掛かる事もあるそうです。

0歳から中学生まで幅広い年齢のお子さんが楽しめる「こども創造未来館」。五感をフルに使って遊ぶことができ、きっと子供も夢中になって、「帰りたくない!」と言われるに違いありません。子供ならずともワクワクする施設で、これから子供が大きくなって訪れるのがとても楽しみです。

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