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2014.05.01 (Thu)

お祭りシーズン間近!日本全国の粋な祭人ご用達「永澤屋足袋店」の極上足袋・和装肌着をご覧あれ!

これからお祭りシーズンに突入する浅草周辺はソワソワ浮き足立ってきています。

お祭りの出で立ちといえば、はちまき・半纏(はんてん)・ふんどし・ももひき・足袋・地下足袋。老若男女問わずかっこいいー!

そしてこの頃忙しくなるのが、浅草寺のそばで祭衣装には欠かせない男物和装肌着・足袋を販売する「永澤屋足袋店」。雷門西側の飲食店ひしめく中、明治3年(1872年)創業の老舗がひっそりとたたずんでいます。通りに面したショーウィンドーの中には白・グレーといったひかえめな色の美しく仕立てられた男物の上下の着物肌着。

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男物和装肌着・足袋を販売する明治3年(1872年)創業の老舗「永澤屋足袋店」。
雷門西側の飲食店ひしめく中、ひっそりとたたずんでいます。

実は今までこのショーウィンドーの前を通るたびに、うっとりしながら小さな所まで粋にデザインされ、丁寧に作られている着物肌着を見つめていました。とうとう店内に入って6代目 永森功一さんにお話をきいてしまいました。

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「永澤屋足袋店」6代目 永森功一さん

噺家(はなしか)・芸者・舞踏家・役者・とび職人・祭人たちが日本全国から訪れる「永澤屋足袋店」の魅力

明治3年(1872年)初代が履きやすい足袋をデザインして専門職人さんに作ってもらい、「永澤屋足袋店」を創業。当時の仕様を今でも引き継いでいます。お客さんは日本全国から訪れる噺家(はなしか)・芸者・舞踏家・役者・とび職人、そしてもちろん祭人たち。

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足袋についている留め具-小鉤(こはぜ)のひとつひとつに「永澤屋足袋店」の”永”の字。
これが4個ついてるものと5個ついているものの2種類。
4個は主に噺家さんなど座る職業の人用。5個は主に舞踏家など立って動く人用。なるほどー!

この足袋についている留め具-小鉤(こはぜ)のひとつひとつに「永澤屋足袋店」の”永”の字が。これが4個ついてるものと5個ついているものがあります。4個は主に噺家さんなど座る職業の人用。5個は主に舞踏家など立って動く人用。また冬用には足を暖かく保つために裏地にはネルの生地。どれもみんな一緒だと思っていた足袋にこんなに細かい工夫があるとは!

戦後からは特別仕様に染められた反物を仕入れ、専門職人さんが美しく縫製する独自デザインの男物和装肌着・襦袢(じゅばん)を販売しています。この形式で販売している店は東京でおそらく1軒のみだそう。

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永澤屋足袋店と職人さんが緻密に共同開発した独自デザインの男物和装肌着は落ち着いた色揃えで代々引き継がれている惚れ惚れしてしまう高品質。

足袋も肌着もそのデザイン仕様は永澤屋足袋店と職人さんが緻密に共同開発したもので、代々引き継がれている惚れ惚れしてしまう高品質。肌着の色は白だけだったのがお客さんの要望で徐々に増え、現在の白・オフホワイト・グレー・紺・茶など、どれも落ち着いた品のあるバリエーションができました。

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祭衣装の肌着としても着られる”ダボシャツ”は「寅さん」のおなじみの衣装を彷彿。

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”ダボシャツ”はわきの部分が着物のように開いている。

永森さんがそれぞれを広げると、ショーウィンドーでは見えなかった細かいデザインが見えてきます。中でも私のお気に入りは祭衣装の肌着としても着られる”ダボシャツ”と”ももひき”。”ダボシャツ”は「寅さん」のおなじみの衣装を彷彿させます。わきの部分が着物のように開いているデザイン。

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”ももひき”は2本の足(筒)がウエストで繋がっているもの。
一体どっちが前?正解は繋がっている方。

すべて自然素材にこだわり、足袋は綿、肌着は綿・麻・絹。この何とも言えない光沢のある絹を触らせていただきましたが、贅沢極まりない感激の感触!また、どの商品にも創業から変わっていないというオレンジの”永”印の刺繍がついています。

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どの商品にも創業から変わっていないというオレンジの”永”印の刺繍

「永澤屋足袋店」の美しい肌着を作り続けるたった一人の職人さん

「永澤屋足袋店」の商品は専門職人さんの手作りの技術あってのもの。現在の肌着縫製の職人さんはベテランの男性たった一人。この方が「永澤屋足袋店」のすべての肌着を担当。以前よりスピードは落ちたそうですが、まだまだ美しい肌着を作り続けています。

この職人さんも先代から引き継がれたそうなので、「永澤屋足袋店」との絆はとても強いものなのです。こんな信頼関係がひとつひとつの高品質な品物として表れているのだと思います。

現在希少価値な職人さんの手作りの作品、手に取って見て・感じてみてください。私は”ダボシャツ”と”ももひき”を洋服と一緒に着たいなーと購入を考えているところです。

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「永澤屋足袋店」の建物は戦後に建てられたもの。
店内・棚はあたたかい木と懐かしい昭和のガラスが基調になっています。

この記事を書いた人/提供メディア

Kumiko

独自性研究員。
独自のアイデアで、”考える”機会を与えてくれるものに惹かれます。
また、時間の動きに興味があり、今流行っているものよりも、その先: 時間を先に引っぱっている事や人、または、それ以前: 時間が刻まれた物をいつも探しています。東東京にはこれらの要素がいっぱいで飽きることがありません。

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