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2014.12.29 (Mon)

すみだ川ものコト市代表 三田大介さんが大好きな墨田をご紹介!前編<ヒガシトーキョーツーリズム Vol.3 墨田編>

ヒガシトーキョーツーリズムVol.3はいま注目の集まる墨田にフォーカス!

新しいカフェやショップの増える墨田区は、商店主や地域の人達がつながりとても良い雰囲気のコミュニティが出来ています。今回はその立役者の一人であり、すみだ川ものコト市の実行委員会代表でもある三田大介さん(上記写真)に墨田区の飲食店や写真スタジオ、セレクトショップなどをご紹介頂きます。

皆さんの知っているお店はいくつ出ていますか?

まずはじめに。三田さんが代表を務めるすみだ川ものコト市についてご紹介

すみだ川ものコト市は墨田を代表する「手作り市」です。様々なモノづくりの作家や飲食店が店を牛嶋神社に連ね、大いに盛り上がるイベントです。

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詳細は過去の東東京マガジンの記事と下記の2014年10月開催時につくられた映像があるのでご覧くださいね。

さあ、それでは三田さんによるヒガシトーキョーツーリズム墨田編、スタート!!

墨田地域の盛り上がるを支える“裏押上”のカフェと雑貨屋さん

三田さんにご紹介いただいたスポットや店舗は合計8つ。
前編では東京スカイツリー周辺にある4スポットをご紹介しましょう。

まず1店舗目はこちら!
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東京スカイツリーからわずか5分の場所にあるカフェ、「スマイルキッチン」さん。

三田さんいわく、
「東京スカイツリーが出来る前から店舗を構えている美味しいお店で、店主の加藤京子さんは面倒見のよい“お母さんタイプ”。カウンターに座ると声をかけてくれいつも色々なことを話しています。

墨田に来るのが初めての人が来店したらハシゴすると良いお店を教えてくれるような世話好きな方。近隣の素敵なお店が掲載されている“下町猫道散歩マップ”という地図を中心となりつくっていらっしゃったりと墨田区を盛り上げてくださる活動的なお店です。」

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(写真:カウンターの中にいるのが店主の加藤京子さん。)

私も京子さんとお話させていただき感じたのは、本当に墨田が好きで、自分のこととして街を盛り上げようとしていること。前述の京子さんが企画した「下町猫道散歩マップ」では毎月25日を「猫道にこにこday」として、参加店で素敵な特典を受けられるイベントも開催しています。各店で100円でゲットできるのでぜひご覧になってみてくださいね。

続いて、2店舗目は「雑貨のギャラリーconeru」さん。
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(写真:こちらが雑貨のギャラリーconeruさんの店内と店主の佐藤舞香さん)

「スマイルキッチンからすぐ近くにあるのがconeruさん。墨田区で雑貨のセレクトショップをされている貴重な存在。かわいい手作り雑貨を好きな人におすすめのお店です。ものコト市の実行委員もされています。」

ぬくもりある店内にはかわいい雑貨がたくさん!現在、お店には40もの作家さんの雑貨や食器などが取り扱われています。店内のディスプレイは時期にあわせ定期的に変更され、ちょうどお伺いしたときはクリスマスに合わせた装飾でとてもにぎやか!このディスプレイがどう変わっていくのかもお店に訪れる楽しみになりますね。
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店主の佐藤舞香さんは言います、「私たちはこのあたりを裏押上(うらおしあげ)と呼んでいて、大阪の中崎町みたいな路地に雑貨屋さんやカフェなどがひしめくような場所になっていったらいいなと思っています」

確かに、スカイツリーや駅が近くにある好条件を生かし、裏押上 盛り上がっていきそうですね!

“うすはり”で有名な硝子メーカーの娘さんが運営する博物館がスカイツリーの足元に!?

3スポット目は「ちいさな硝子の本の博物館」
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(写真:ビル外観。1階のあたたかい光溢れるお店が「ちいさな硝子の本の博物館」)

「こちらは墨田区に拠点を構える『うすはりガラス』で有名な松徳硝子の3代目社長の娘の村松栄理さんが館長として個人で運営しています。

この場所では松徳硝子さんのデッドストックになったガラスを購入できたり、ガラス関係の貴重な本も見ることができますよ。ガラスに名入れができ、私もプレゼントで使用させていただいたことがあります」

お店に足を踏み入れると、本とガラスに囲まれとても温かみのある空間が広がり、まるで別世界!

村松さんにお話伺うと「絶版本や貴重な洋書など約850冊の本を自由にご覧いただけます。また名入れのできるガラス彫りリューター体験のワークショップもやっていますのでお気軽に立ち寄ってくださいね」とのこと。
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(写真:館長の村松さんと店内の様子。あたたかみある空間をぜひ体験しにいらしてください)

こちらのお店で見つけた注目の逸品はこちら!
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なんと松徳硝子を退職された職人さんが手書きイラストつきで書いたノート!ガラスの作り方や職人の仕事の様子、当時の工場の様子などもイラスト付きで描かれています。イラストがとってもカワイイ!これは絶対に見てほしい逸品です!

みんながよく知る水族館は、地元に愛される水族館でもあるのです

そして前編 最後のスポットは「すみだ水族館」。

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「ご存知、東京スカイツリーの中にあるすみだ水族館。この夏はリヤカーの『金魚売りの屋台』をつくり、墨田の街を練り歩かれていました。ものコト市にも来てくれ神社と金魚売りの屋台のある景色は本当にすばらしかったです。地域のファンがたくさんついている水族館です」

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(写真:こちらが水族館内にある屋台の様子。きれいな金魚が屋台の水槽で泳いでいて良い感じ!赤いボールなどはクリスマス期間限定装飾とのこと)

筆者の家族は全員、年間パスポートを購入し日々通っていますが、水族館のお魚や動物を見ていて楽しいのはもちろん、他にもワークショップやコンサートが開催されるなど、大変な充実ぶり!ファンにならずにはいられませんね。

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ちなみに金魚の屋台の正式名称は復刻アート屋台「すみだ号」といい、三田さんも関わる地元のクリエイターネットワーク「すみだクリクラ」のクリエイターと一緒になり、すみだ水族館がつくったのだそうです。本当に素敵な屋台ですので一度ぜひご覧になってくださいね。

さて、前編はここまで!
後編では墨田区の北部と南部のお店をご紹介しますのでお楽しみにー!

12月特集:ヒガシトーキョーツーリズム目次


〈Vol.1「谷中編」前編〉HAGISO代表・宮崎晃吉さんが谷中をご案内!
〈Vol.1「谷中編」後編〉HAGISO代表・宮崎晃吉さんが谷中をご案内!
〈Vol.2「浅草編」後編〉地元民が案内する浅草 by 今村ひろゆき
〈Vol.2「浅草編」後編〉地元民が案内する浅草 by 今村ひろゆき
〈Vol.3「墨田編」前編〉すみだ川ものコト市代表 三田大介さんが大好きな墨田をご紹介!

この記事を書いた人/提供メディア

Hiroyuki Imamura

東東京マガジン編集長。毎日を旅のような日々を送りたいと思っていたが、たくさんの人と出会い、たくさんの場所へ行く日々はいつの間にか旅のような日常になりつつある。東東京のトピックスで特に関心が強いのは、主宰者の人となりや独自の工夫が反映されたプロジェクト。まちづくり会社ドラマチックの代表社員。

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