ホーム > インタビュー > 「愛と品質」で下町を面白くするプロ集団@墨田区<新歓(SHINKAN)─新人さんもそうでない人も! 東東京の参加したいコミュニティ Vol.3 後編>

2015.04.23 (Thu)

「愛と品質」で下町を面白くするプロ集団@墨田区<新歓(SHINKAN)─新人さんもそうでない人も! 東東京の参加したいコミュニティ Vol.3 後編>

4月と言えば、入学式や入社式など新生活がはじまる季節。このマガジンの読者の方にもこの4月から東東京に住む方や東東京で働き始めるという方もいるかもしれません。

そんな方や東東京にもっと関わるキッカケを欲しいという方々にお送りするのが4月の特集「新歓(SHINKAN)─新人さんもそうでない人も! 東東京の参加したいコミュニティ」です。

東東京に住みはじめたけれど、もっと色々な人たちとつながりたい、一緒に何かをやりたいという方々に向けて、様々なコミュニティをご紹介します。

Vol.3では、墨田区に根ざすクリエイターのネットワーク、「すみだクリエイターズクラブ」、略して「クリクラ」をご紹介しています。前編ではミーティングの雰囲気を中心にお伝えしました。後編ではクリクラ発起人の1人、三井広告事務所の三井千賀子さん(上の写真、前列左から3人目)のお話を通して、活動の魅力や真髄に迫って参ります。

つながることで街のパワーに

――そもそもクリクラは、どういうキッカケで始まったのでしょうか?

三井さん この3、4年の間に、地域で面白い活動をしているクリエイターが増えてきた、という手応えを感じていました。東京スカイツリーの建設を契機に観光の機運が一気に高まりましたが、それよりも住んでみる方が断然面白いし、そういった感覚でこの街を選ぶ人が増えている。もっとお互いにつながれないかと思って、呼び掛けたのが最初でした。

東向島珈琲店スマイルキッチンなど、交流のハブとなっているカフェなどを通じて呼び掛けたところ、30人以上が集まりました。それが2013年の9月のこと。グラフィックデザインやウェブデザイン、映像制作など、情報発信系のクリエイターが中心でした。今では建築設計や造形作家など、ものづくり系の方々も入ってきています。

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2014年3月にソラマチひろばで開催された「おいしい下町マルシェ」。このイベントのPRとツール作成が、クリクラチームとして関わった初仕事でした

三井さん クリクラは、「すみだ&下町を面白くする」「地域の店や企業を元気にする」「学びあい高めあう場をつくる」という3つの目標を掲げています。デザインや商品企画で悩んでいる地域の行政や企業にとって、気軽に相談して一緒に考えていくことができる「ご近所さん」という位置付けです。

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すみだ水族館のPR企画として、昭和の金魚売りの屋台をモダンに復刻した「東京金魚プロジェクト」。東京ソラマチのほか、銀座や渋谷にも出張展示しました

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2014年8月には区民300人を招待して、屋台のお披露目を兼ねた「すみだ水族館大納涼会」を開催! 詳しい実績は、公式サイトのポートフォリオをチェックしてみてください

競争よりも助け合い

――わずか1年半足らずの間に、いろいろな活動を展開されていますね!

三井さん 地域の関係者からお声掛けいただくと、ありがたくて断れない(笑)。特に去年の11月は、3つも4つもプロジェクトが重なって大忙しでした。

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2014年11月に開催された「スミファ<すみだファクトリーめぐり 2014>」。墨田区の町工場を見学できる体験型のイベントです。クリクラのメンバーがPRを担当しました

三井さん イベントを実施するごとに、街がつながっていく実感があります。渦のように巻き込み、巻き込まれていく「つながり感」……クリクラメンバーもそうですが、街全般に頭や手や体を動かして形にしていく、実行力にあふれた人が多い。そして互いに張り合うのではなく、つながって一緒にやっていこう、という意識を強く感じます。競争で成長することもありますが、それよりもつながることで成長していく。そのパワーの方が可能性にあふれていると思っています。

「愛」だけでは続かない

――話を伺っているだけでも、とてもワクワクしますね。クリクラに加入するには、何か条件があるのでしょうか。

三井さん 墨田に興味を持つクリエイターであれば誰でもウェルカムです。今のところ、会費もありません。まずはミーティングに来ていただくのが良いでしょう。

クリクラのキーワードは「愛と品質」。地元への愛がなければ良い提案ができません。さらにプロフェッショナルの集団として高い品質でアウトプットすることで、地域の魅力を効果的に伝えることができます。

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今年1月にソラマチ内の産業観光プラザ すみだ まち処で開催した「すみだクリエイターズ展─ぼくらが『すみだ』を好きな理由。」は、クリクラとして初の自主企画

――活動を続けていくうえで、心がけていることがあれば教えてください。

三井さん 「半分ボランティア、半分ビジネス」の気持ちです。地域での仕事は、ある程度のボランティア精神がないと、なかなか難しいところがあります。かといってしっかり仕事にしていかないと品質が保てないし、責任の所在もあいまいになってしまう。今後は、「すみだクリエイターズクラブ展」のような自主企画も増やしていきたいと思っています。

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同展にはメンバー23人が参加して、それぞれの地域に対する想いを形にしました

4月特集:新歓(SHINKAN)─新人さんもそうでない人も!東東京の参加したいコミュニティ

詳細情報

名称すみだクリエイターズクラブ
住所東京都墨田区吾妻橋1-23-30 リバーピア吾妻橋1010
URL

http://www.sumida-cc.com/

その他Facebook ページ
https://www.facebook.com/sumidacc

この記事を書いた人/提供メディア

樋口 トモユキ

愛知県名古屋市で生まれ育ち、東京・東中野現住。大都会東京を横断して、東側と西側を行き来しております。人々が集まり営む都市というものに対する飽くなき好奇心を胸に、日々是精進。

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