2016.03.11 (Fri)
【3/22開催】惜しまれつつ「散開」した三ノ輪のイベントスペースを振り返る
(本ページはご紹介のみです。お問い合わせはイベント主催者様へ直接お願いします)
異業種4人で運営してきた2年弱
2014年5月に三ノ輪にオープンしたスペース「undō(運動/ウンドウ)」は、編集者、写真家、神主、日本語教師という4人のメンバーによって運営され、数多くの展示やイベントを開催してきました。メンバーの多様性から生まれる企画の数々は、様々な人々を惹き付け、地域の人々が集う場としても賑わっていました。いわゆる「オルタナティブ・スペース」という言葉では括りきれない、可能性に溢れたスペースとして活動を展開してきたundōですが、2015年12月27日をもって「散開」。大勢に惜しまれつつもその活動に幕を下ろしました。
Vernacular Organizers2回目となる今回のセッションでは、undōの代表を務めていた川村庸子さんをお招きし、散開後のストレッチとして2年弱という短くも濃密な時間を振り返ります。こうした場を読み解き共有することで、集まったみなさんの次なる運動を模索する機会とすることを目指します。
◎undō
編集者、写真家、神主、日本語教師による、白くて小さなオルタナティブスペース。2014年5月1日〜2015年12月27日まで、三ノ輪(東京都荒川区)にて運動をしていた。http://minowa-undo.tumblr.com
◎Vernacular Organizersについて
Vernacular Organizers(ヴァナキュラー・オーガナイザーズ)は固定のメンバーによる団体ではなく、表現の場を興す人々の討議の場となるものです。今後も様々なSessionを重ねることで、共生のためのネットワークの構築を目指します。
ゲスト:川村庸子(編集者、元undō代表)
聞き手:皆藤将、青木彬
出演者のプロフィール
川村 庸子
1985年、埼玉県生まれ。編集者。学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科卒。在学中からasobot inc.に参加し、ディレクターとして、企画・編集・地域のリサーチを行う(〜2014年)。編集した主な媒体は、『GENERATION TIMES』(ラフォーレ原宿、2004〜10年)、『earth code』『survival ism』(ダイヤモンド社、2010年、11年)、WEB『復興の教科書』(文部科学省、2014年)。NPO法人「シブヤ大学」企画・運営・姉妹校移転(2006〜10年)。オルタナティブスペース「undō」代表(2014〜15年)。近年は、Art Bridge Institute機関誌『ART BRIDGE』、『トヨタ・子どもとアーティストの出会い この12年間の出会いは何をもたらしたのか?』、大小島真木特製BOOK『鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして。 』など、アーティストやアートプロジェクトなどに伴走しながら編集を行う。
皆藤 将
新・方法主義者。1984年東京都生。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。大学在学中から美学校の講座を複数受講。2004年よりアーティスト活動を開始。2012年に中ザワヒデキの「新・方法」脱退に伴い、「新・方法」に加入。以降、新・方法主義者としても活動。作品制作の他、パフォーマンスも行う。2008年頃より美学校の運営に携わり、現在は美学校番頭とも呼ばれる。
http://masarukaido.com/
青木 彬
1989年生まれ。東京都出身。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。在学中に「ひののんフィクション」「川俣正TokyoInProgress」などのアートプロジェクトの企画・運営に携わる。メインストリーム/オルタナティブを問わず、横断的な表現活動の支援を目指す。これまでの企画に「『未来へ号』で行く清里現代美術館バスツアー!」、「うえむら個展 ここは阿佐ヶ谷」などがある。現在はTAV GALLERYのキュレーターとしても活動中。
http://akiraoki.tumblr.com/