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2013.12.09 (Mon)

子連れで行く!ヒガシ東京─上野動物園@上野

乳児・幼児を連れて行きやすい場所を探して、実際に0歳の乳児と共にヒガシ東京を巡ってレポートする企画。第二弾は、上野公園内の上野動物園です。

ヒガシ東京の中で、最もメジャーな娯楽施設とも言える上野恩賜公園。いつくもの美術館や博物館が建ち並びますが、その中でも特に有名なのは、パンダでおなじみの上野動物園です。動物園、といえば大人も子供も好きな施設の一つですが、では実際に赤ちゃん連れで行くとどのように楽しめるのだろう?と早速足を運んでみました。

広い園内、授乳は3カ所

まず、平日に訪れた園は非常に赤ちゃん連れが多く、たくさんのベビーカーが行き交っていました。上野動物園は東園と西園に別れており、都心にあるとは言え結構な広さがあります。じっくり見て回るとしっかり半日はかかりそうです。よって、長く歩くことを考えればベビーカーで来る方がよさそうです。

園内にはベビーカーの貸し出しもありますが、割と簡易的なベビーカーなので、首はもちろん腰が座らない乳児が使うのは難しそうです。利用は有料で、一回300円。

表門(東園側入り口)のベビーガー貸出窓口。
表門(東園側入り口)のベビーガー貸出窓口。

レンタルできるベビーカー。(上野動物園公式HPより)
レンタルできるベビーカー。(上野動物園公式HPより)

入ってまず確認するのは授乳室ですが、西園に2カ所、東園に1カ所、計3カ所の授乳室がありました。
上野動物園には3つの入り口があるのですが、授乳室は東園の「表門」すぐの「総合案内所」に併設された授乳室、西園の入り口「池之端門」の授乳室、そして西園の食堂内ベビールームです。食堂のベビールームは女性の利用がなければ男性も入室できるようですが、後の2カ所はいずれも女性専用。お父さんがミルクをあげる場所として使えないのが残念です。

表門側、総合案内所の脇に併設されている授乳室。
表門側、総合案内所の脇に併設されている授乳室。

授乳室は共同で、2〜3坪ほどの広さにベンチタイプのソファや椅子が簡易的に並んでいます。平日はそれほど込み合ってはいなかったのですが、詰めて入っても4〜5組という広さと椅子の数で、来園者の膨らむ休日はちょっと心配かなという印象でした。

池之端門横の授乳室入り口。
池之端門横の授乳室入り口。

ベンチタイプのソファが4台、オムツ交換ベッドが1台、急騰設備あり。
ベンチタイプのソファが4台、オムツ交換ベッドが1台、急騰設備あり。

オムツ替えは授乳室はもちろん、園内のトイレにはオムツ替えベッドがついているようです。(一部の男性トイレを除く。)

休憩できるベンチはたくさん

屋根がある食堂は東と西にそれぞれ1カ所ずつです。食堂は基本的に椅子のみです。パンダがいる東園の食堂にはパンダメニューがいくつかあり、さすが上野公園。

東園側の食堂・休憩所。
東園側の食堂・休憩所。

あったかパンダうどん、パンダちゃんホットケーキ、パンダちゃんサンデー。
あったかパンダうどん、パンダちゃんホットケーキ、パンダちゃんサンデー。

西園側の食堂・休憩所。
西園側の食堂・休憩所。

また、園内には、至る所にベンチがあります。歩き疲れた大人の休憩スペースはたくさんありますが、屋外のベンチなので半年未満のおすわりできない赤ちゃんをちょっと置く、ということは難しそうです。なのでやはりベビーカー持参は必要かなと感じました。

西園側休憩スペース。
西園側休憩スペース。

東園側休憩スペース。
東園側休憩スペース。

園内の移動はベビーカーで問題ないのですが、西園と東園をつなぐ「いそっぷ橋」のあたりは意外と急勾配なスロープになっていますので、上りも下りもブレーキのないベビーカーを押すのは少し大変そうです。西園と東園の移動はほかにもモノレールがありますが、こちらはベビーカーは折り畳んでの乗車になります。ちょっとした距離なので、このモノレールを利用するのもよいですね。

料金は大人(中学生以上)150円、子供(2歳以上)80円。
料金は大人(中学生以上)150円、子供(2歳以上)80円。

この勾配はベビーカーにはなかなか辛い。
この勾配はベビーカーにはなかなか辛い。

絵本にでてくるような動物から珍しい動物まで

さて、動物園そのものの見所ですが、実は私は行く前は都心の動物園ということで広さや動物の種類などあまり期待していなかったのですが、行ってみてビックリ。大人気のパンダにはじまり、子供の絵本に出てくるようなメジャーな動物たちはもちろん、爬虫類館やアイアイの森など多種多様な動物がおり、何度行っても飽きない動物園だと感じました。特に鳥類は大型の珍しい種類がたくさんいて、まわりの子供以上に「へー!」とか「わー!」とかはしゃいでしまいました。

銅像のように動かないハシビロコウ。
銅像のように動かないハシビロコウ。

ゾウやキリンなどのとにかく大きい動物は、月齢の低い赤ちゃんでも「なにかいる」と認識できるようで、じっとみつめたり、いつもと違う匂いや声に泣いてしまうことも。

前回のすみだ水族館と同じく、年間パスポートがとてもお買い得です(一回600円、年間2400円)。
西園には不忍池があり、蓮の花が咲き乱れる季節が楽しみです。今は園内の銀杏が美しい黄色になっています。広い園内を頑張って一日でまわってしまおうと思わずに、散歩がてら何度も来て、季節ごとの動物達の様子をじっくり感じたいですね。

ちなみに・・・
園の外(表門側)にはパンダポストがあり、ここに手紙を投函すると限定の消印で届くそうですよ〜。子供が手紙のわかる年齢になったら是非やってみたい!

パンダポスト。
パンダポスト。

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