2014.08.27 (Wed)
森下の夏の風物詩!みんな大好き、かき氷@江東区森下<夏を涼しくする逸品 Vol.4>
江東区森下の路地裏には、毎夏、たくさんの子どもたちが列をなすお店があります。はしゃぐ子どもたちの頭越しにお店の中をのぞいてみると、シャリシャリと氷をけずる涼しげな音が聞こえてきました。
8月中、週替わりでご紹介してきた「夏を涼しくする逸品」。Vol.4では、江東区森下にある氷店、「岸氷室(きしひょうしつ)」のかき氷をご紹介します!
子どもも大人も夢中になるフワフワのかき氷!
「岸氷室(きしひょうしつ)」は、江東区森下駅から徒歩1分の場所にある氷店です。戦後間もない頃に開業して以来、70年近くの間、森下に住む人々に親しまれてきました。
毎年5月にかき氷の販売が始まると、この店の軒先はにわかに騒がしくなります。近所の子どもたちはもちろんのこと、フワフワのかき氷を求めて、遠方から訪れるファンもいるそうです。
「岸氷室」でかき氷を販売し始めたのは、今から17年前のこと。きっかけは、「氷を買う人が少なくなったから」と、店主の岸良雄さんは言います。質のいいおいしい氷を食べてもらう方法を考えた結果、岸さんはかき氷の販売を思いつきました。
かき氷は1杯100円。「子どもが自分のお小遣いで買えるように」という想いから、17年間価格を変えていないそうです。銀色に光る100円玉を握りしめてそわそわと順番を待つ子どもたちの顔を思い浮かべるだけで、なんだか微笑ましい気持ちになりますね。
「岸氷室」のかき氷には、茨城県守谷市から仕入れた氷が使われています。岸さんいわく、「守谷市は水質がよく、長い時間をかけて水が氷になるので、なめらかで口当たりのいい氷ができあがる」そう。かき氷を作るにはやわらかい氷の方が適しているため、けずる1時間ほど前に冷凍庫から氷を出しておきます。これをけずれば、口の中でスーッと溶けるかき氷の完成です!
今日はどの味?定番から変わり種まで選べる17種類のシロップ
かき氷を食べる最大の楽しみ。それは、氷にかけるシロップを選ぶこと!「岸氷室」には、シロップがなんと17種類もあります。ホワイトボードに書かれたメニューを見ると、定番のイチゴやメロンのほか、バナナやスイカなど珍しいシロップも。どの味を選ぶか、迷ってしまいますね。
かくいう私も、メニューを前にしてずいぶん迷いました。「うーん……」とうなりながらメニューをじっと見つめていたところ、「アンズ味がおすすめですよ」と岸さんからアドバイスが。この店では2つのシロップをかける「ミックス」を注文することができるので、アンズ味とレモン味のミックスに決めました。
涼しげな青いカップに高く盛られたフワフワの氷。その上からシロップがたらり、とかけられて、氷を鮮やかなオレンジと黄色に染めていきます。スプーンですくって口に入れると、のどの奥でスーッと溶けていく氷の心地いい味わい。真夏の盛り、甘酸っぱいアンズ味とレモン味のかき氷が、乾いたのどを爽やかに潤してくれました。
「岸氷室」でのかき氷の販売期間は、毎年5月1日から9月30日まで。森下の夏の風物詩を、この夏の間にぜひ味わってみてくださいね!
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Vol.3:こだわりの街、こだわりのクラフトビール
詳細情報
名称 | 岸氷室(きしひょうしつ) |
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住所 | 東京都江東区森下1-13-5 |
URL | |
その他 |