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2015.07.27 (Mon)

中村政人 個展「明るい絶望」

(本ページはご紹介のみです。お問い合わせはイベント主催者さまへ直接お願いします)

アーティスト 中村政人 10 年ぶりの個展。

アーティスト中村政人が 1989-94 年に、韓国と日本で撮影した写真群を 20 年以上の時を経て一挙公開します。

留学先の韓国のアトリエ風景や、東京のアートシーンを共に切り開いた同時代のアーティストや関係者たちの様々な表情、日常的な都市空間の中にひっそりと存在するものたち。中村の視点はアーティスト/生活者の区別を超え、あらゆる人々のアクションの連鎖によって文化的多様性が増殖していくさまを鋭くとらえます。それは、世界に対するアーティストの鋭い眼差しそのものであり、街の中に存在する創造性への真摯な感受性を示しています。近年中村が取り組んできた様々な社会実験、とりわけアーツ千代田 3331 の運営やアートプロジェクトの企画などに通底するアートそのものの枠組みをとらえ直そうとする批評精神を見てとることが出来るでしょう。

また、会田誠、池宮中夫、岩井成昭、小沢剛、中ザワヒデキ、八谷和彦、池内務、小山登美夫、西原珉といった同時代のアーティスト・ギャラリスト・編集者らが鮮烈なエネルギーで新しいシーンを切り開いた時代を知る手がかりとしても貴重な展覧会といえます。会期中、当時を知る作家キュレーター・批評家を招いたトークイベントを行い、美術史においていまだ充分に語られていない、90 年代前半の日本のアートシーンを考察します。

さらにこれら写真のほか、2シリーズの新作インスタレーションを発表します。アーティスト 中村政人による 10 年ぶりの新作展にぜひご注目ください。 尚、本展は TRANS ARTS TOKYO 2015 のプログラムとして開催致します。

イベント詳細

中村政人 個展「明るい絶望」

中村と村上展 / ザ・ギンブラート / 新宿少年アート / 秋葉原 TV / カンダダ / アーツ千代田 3331 / トランスアーツトーキョー

Masato Nakamura“Luminous Despair”

Nakamura and Murakami Exhibition / The Ginburart / Shinjuku Shonen Art / Akihabara TV / KANDADA /

3331 Arts Chiyoda / TRANS ARTS TOKYO

□会 期:2015 年 10 月 10 日(土)~11 月 23 日(月・祝) □開場時間 12:00-20:00
※ 各日最終入場は 19:30

※ 2015 年 10 月 9 日(金)プレス内覧会・オープニングレセプション予定。(時間調整中)

□休場日:無し
□会 場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
□入場料:一般 800 円

□主 催:3331 Arts Chiyoda
□協 力:(社)非営利芸術活動団体 コマンド N
□特設サイト:m.3331.jp

中村政人は90年代初めより、路上ゲリラでのアートプロジェクトや アートと社会の関係に新しい視点を導くインスタレーション作品を多数発表してきました。
アーティスト自らプロジェクトスペースを立ち上げコマーシャルなアートシーンでは表現しきれない、地域におけるサスティナブルなアート活動を展開し、2010年、その集大成として地域に開かれた新しいアートセンター「アーツ千代田3331」を発表します。
そして、2012年から毎年、神田の街の創造性を高めるプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO」を始動。10年ぶりの個展となる本展では、89年ー94年に撮影した約700枚の写真と新作インタレーション2シリーズを発表します。

「アート×産業×コミュニティ」をコンセプトにアートの表現領域の可能性を問う中村政人の個展にぜひご期待ください。

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東東京マガジン編集部

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