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2016.06.06 (Mon)

カフェ地下の秘密基地! 60年代カスタムバイクの世界観満載、期間限定ショップ@台東区入谷

言問通り沿いにあるカフェ。普段はめったに開けることのない床のハッチを開くと、地下へと続く階段が現れます。白い壁に囲まれたギャラリースペースには現在、可愛らしいバイクの展示と、そのイメージに合わせたヴィンテージファッションの数々が。カスタムバイクを手掛ける「タカハラ二輪館」のポップアップショップです。台東区入谷のカフェ「DAVIDE COFFEE STOP(ダビデコーヒーストップ)」で、毎週後半の木曜日から日曜日にオープン、6月末まで開催しています。

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この展示を手掛けるのは高原栄三さん。本職はカメラマンですが、モペッドと呼ばれる自転車バイク、中でも1966年から68年にかけて製造された「リトルホンダ」に惚れ込み、古い車体を見つけては手を加えて乗れるようにしています。昨年開催されたカスタムバイクショーのコンテストでは特別賞を受賞。今回はバイクの展示に併せて、このバイクの世界観に似合う古着などを仕入れて販売しています。

「タカハラ二輪館」を主宰する高原栄三さん

「タカハラ二輪館」を主宰する高原栄三さん

カスタム作業中のリトルホンダ。チェーンとペダルが着いており、人力でも動かせます。サドルの位置を下げる特注の金具など、カスタマイズが光ります。展示期間中、少しずつ手を加えていくとのことです

カスタム作業中のリトルホンダ。サドルの位置を後ろにずらす特注の金具など、カスタマイズが光ります。展示期間中、少しずつ手を加えていくとのことです

米国の老舗部品メーカー「ISKY」のTシャツ(5292円)など、掘り出しものがいっぱい。商品は随時入れ替えていきます

米国の老舗部品メーカー「ISKY」のTシャツ(5292円)など、掘り出しものがいっぱい。商品は随時入れ替えていきます

構想1年、ヴィンテージな空間に

「もしリトルホンダがアメリカに輸出されていたら、こんなファッションが似合うのではないか…というコンセプトでセレクトしました」と話す高原さん。小さなバイクに乗って都心を走り回るライフスタイルを広げていきたいと言います。知人に誘われ、1年ほど前に来店した際に地下のスペースを見せてもらい、ポップアップショップをやりたい!と盛り上がったそうです。それ以来1年越しで、実現に漕ぎつけました。

今年2月に1周年を迎えたダビデにとっても、1カ月にわたる本格的な展示は初の試み。マスターの松下大介さんは、「幅広い人に店を知ってもらいたい。バイクで立ち寄りコーヒーを飲んでいく、というスタイルもありかも」と歓迎します。この展示が終わったら地下スペースに手を加え、コロニアル様式の中庭のような雰囲気に改修する計画とのこと。「2階と地下を使った持ち寄りフリーマーケットなど、積極的に活用していきたい」と話しています。

気さくなマスターとの会話を楽しみながら、本格的なエスプレッソやカフェラテでほっと一息。高原さんは期間中の金・土・日曜日は来店して少しずつ作業を進めるとのことなので、訪れるたびにバイクや展示の完成度が上がっていくのも楽しみです。

ダビデのマスター、松下大介さん。バリスタ歴10年以上、世界大会でベスト8の成績を残すなど腕は確かです

ダビデのマスター、松下大介さん。バリスタ歴10年以上、世界大会でベスト8の成績を残すなど技術は折り紙付き

カフェラテ(小、400円)。ラテアートもお手の物です

カフェラテ(小、400円)。ラテアートもお手の物

ダビデコーヒーストップの外観。2階分吹き抜けの大開口が特徴です

ダビデコーヒーストップの外観。2階分吹き抜けの大開口が特徴です

詳細情報

名称タカハラ二輪館 POP UP STORE
住所東京都台東区入谷2-3-1 DAVIDE COFFEE STOP 地下
URL

https://goo.gl/cj3nOq

その他開催日程:2016年6月3日〜6月26日(期間中の木・金・土曜日:11時〜22時/日曜日:11時〜19時)
アクセス:東京メトロ日比谷線「入谷駅」徒歩6分、つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩7分、JR「鶯谷駅」南口徒歩13分

この記事を書いた人/提供メディア

樋口 トモユキ

愛知県名古屋市で生まれ育ち、東京・東中野現住。大都会東京を横断して、東側と西側を行き来しております。人々が集まり営む都市というものに対する飽くなき好奇心を胸に、日々是精進。

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