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2014.02.04 (Tue)

【2月16日(日)募集開始!】アートを介して人と作品を繋ぐ「とびラー」3期生募集

美しい絵画や目の覚めるような美術品と出会える美術館。アート好きにはなじみ深い場所ですが、子どもたちやお年寄り、そしてアートって何だか難しそう……なんて感じている人たちにとっては、ちょっとトクベツな場所。

2月16日(日)から募集の始まる「とびラー」は、上野公園にある東京都美術館を拠点に、アートを介してさまざまな年代や価値観の人を結びつける役割を担います。主宰するのは東京都美術館と東京藝術大学です。

(写真:例えば子どもたちとアートの出会いを演出)
(写真:例えば子どもたちとアートの出会いを演出)

「とびラー」とは?

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「とびラー」とは、アート・コミュニケーターの愛称です。美術館を拠点にアートを介して人と作品、人と人、人と美術館などをつなぎます。現在、登録数は100名以上。20~70代の幅広い年代が参加し、職業も主婦やサラリーマン、デザイナー、区議会議員などさまざま。月2回の参加が条件ですが、それぞれの生活スタイルに合わせ、自由な時間で関わることができます。

今回で募集は3回目。定員40名で、任期は1年間です(更新あり。最長3年)。交通費や謝礼などの支給はありませんが、講座や随時開催される研修に無料で参加できます。

(写真:対話を通した鑑賞会。さまざまな見方で楽しみます)
(写真:対話を通した鑑賞会。さまざまな見方で楽しみます)

アート業界での経験がないなどと、心配しなくても大丈夫。「とびラー」のための基礎講習も開かれ、アート・コミュニケーターとして活動するために必要なことを学びます。

(写真:基礎講習の様子)
(写真:基礎講習の様子)

さらに活動は、学芸員や大学の教員、そして第一線で活躍中の専門家を中心としたプロジェクト・チームがサポート。「とびラー」にとって何より大切なのは、自分の価値観や経験を他の人の価値観と交わらせることによって、新たな価値を生み出すことができるかどうか、です。

また、実施するアイディアは自由。例えば『マウリッツハイス美術館展』では、フェルメールの絵画になりきる「あなたも真珠の耳飾りの少女」を。『ターナー展』では、磁器ボードに描いた絵をポストカードとして持ち帰れる「とびらボードでGO!!」などの企画を実施。趣向を凝らして来場者を楽しませてきました。

(写真:「あなたも真珠の耳飾りの少女」の様子。ヘアバンドをつけて、額縁でにこり)
(写真:「あなたも真珠の耳飾りの少女」の様子。ヘアバンドをつけて、額縁でにこり)

募集の締め切りは2月25日(火)。書類審査と面接審査のうえで決定します。アートに詳しいか詳しくないかはさておき、ちょっとでも気になったのなら、まずは応募してみませんか?

この記事を書いた人/提供メディア

Yuka Niimi

フリーランスのライター、時々編集者。2008年の夏に、浅草3代目へ嫁ぎました。日課はヨガとランニング。好きなものは寺社仏閣と和菓子。浅草から自転車圏内で楽しめる情報を発信できればと思っています。

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