2013.11.13 (Wed)
【11月15-17日開催!】浅草の地域の人たちが運営するモノづくりイベント「小さい秋(A)ラウンド」!若手クリエイター拠点「浅草ものづくり工房」の初施設公開も同時開催。
観光の街として認知度の高い浅草が、実は皮革を利用した靴などの「モノづくりの街」ということをLwP magazineでは数度にわたってお伝えしてきました。 浅草北部の“奥浅草”エリアを歩いていると、マンションや住宅のすぐ隣に町工場が立ち並び、左右に革問屋さんが連なる道では歩くだけで革の良い香りがして、モノづくりの街だと実感することがよくあります。 そんな浅草の、モノづくりを体験できるイベント「小さい秋(A)ラウンド」が今週末開催されます。
今週末開催の「小さい秋(A)ラウンド」は浅草のモノづくりを体験できるイベント!
この5月に来場者数20000人を集め好評を博し、9月には日本橋三越本店でのイベントも成功をおさめた「A-ROUND(エーラウンド)」。その主催のエーラウンド運営事務局が、スピンオフ企画「小さい秋(A)ラウンド」を11月15日(金)から17日(日)の3日間で開催します。メイン会場となるのは「浅草ものづくり工房」と、隣に建つ「産業研修センター」(台東区橋場1丁目)の2会場。
5月に開催したA-ROUND。初開催ながら152組の参加、2万人を動員
なお、今回はトートーニーやCloomなど今を羽ばたく若手クリエイターがアトリエを構えるインキュベーション施設「浅草ものづくり工房」の初の施設公開も同時開催。
50を超える企業や店舗がお出迎え!物販・展示・ワークショップ・セミナー・ツアーと盛り沢山の3日間
同イベントでは、浅草ものづくり工房の“若手クリエイターのアトリエ公開”や浅草ものづくり工房の入居ブランド9社・台東デザイナーズビレッジの入居ブランド“CPK∞ about the living”や“tete”などをはじめとした合計35社による“販売”や“展示”、“ワークショップ”が開催されます。
約35社が出店。実際にモノづくりをしている方とお話しながら買回りができるのも魅力
また“ko”のブランドでクラフト性の高い靴づくりを進める曽田耕さんや“吉田カバン”の創業者のDNAを受け継ぐ野谷久仁子さんなどによる講座(A-ROUNDスクール)も見逃せません。
LwP magazine編集部が特に注目するのは、周辺の町工場やアトリエなど「モノづくりの現場」をめぐる“A-ROUNDウォーキングツアー”。コースは4つあり、11/15(金)は「バイヤー向けOEMメーカーコース」、「“靴のできるまで”見学コース」、11/16(土)は「工房めぐりコース」、「クラフトラリーコース」が開催されます。詳しい情報や予約はこちらから。事前予約は既に受付中で先着で参加が可能です。参加費はクラフトラリーコースのみ1000円、ほかは無料となっています。
A-ROUNDウォーキングツアーの詳細。魅力的な4コースが揃う。
お時間ある方ぜひご参加ください、浅草の持つモノづくりの歴史と新しい担い手の創造力を感じていただけるイベントになるかと思います。
A-ROUNDは自主的に活動する浅草の地域コミュニティ。あなたも運営に参加されてみては!?
最後に、本イベントの運営を行うのは、浅草の革問屋や金具メーカー、靴メーカー、靴の職人やデザイナー、モノづくりやまちづくりに興味のある近所の方など、イベント運営を本業としていない地域の人たち。
「自主的に運営しているからこそ、前回のイベントを通じ運営メンバー同士の結束は強まり昔からの友達のような関係が生まれた」との声も運営スタッフの方々からはコメントがありました。今後も継続開催していく予定のA-ROUND。“運営に携わる方を随時募集中”とのことなので、モノづくりやまちづくりに興味がある方は運営側に参加されてみてはいかがでしょう?