2015.06.10 (Wed)
77色からこだわりの1本を! カスタマイズできる傘を持とう@御徒町Tokyo noble<雨が待ち遠しくなる傘 Vol.2>
そろそろ梅雨の気配を感じる頃。しとしと降り続ける雨に、どうしても気分も湿りがちです。6月の「今月のおすすめ」では、「雨が待ち遠しくなる傘」と題して、梅雨の時期をポジティブに乗り切るアイデアをご紹介します。
選べる色と柄、ジャストフィットする微調整がニクい
ものづくりをテーマに、アトリエ系ショップを集めた商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN」。秋葉原と御徒町の間のJR高架下に、2010年に開業しました。その一角に店舗を構えるのが、今回ご紹介する傘のカスタマイズ専門店「Tokyo noble(東京ノーブル)」です。
まず店内に入って圧巻なのは、ずらりと並んだ色鮮やかな傘!
この「smart-brella(スマートブレラ)」は長傘と折りたたみ傘、それぞれ長さが2種類ずつの計4タイプのシリーズです。商品の最大の魅力は、豊富な色数。無地ならば77色から、水玉やヒョウ柄などのプリント柄は60色の中から選ぶ事ができます。
さらに「手元」と呼ぶ持ち手の部分と、タッセル(飾り房)を選んで組み合わせることで、自分だけのこだわりの1本を手に入れることができます。使う人の身長に合わせて、手元や石突き(傘の頂部)の長さを微調整できるのもうれしいサービス。これだけ含めて無地が6,480円(税込、以下同)、プリント柄が7,560円と良心的な価格です。
職人の技が支えるメイドイン東京
「お客様が楽しめるように。選べる自由を提供しています」。そう話すのは東京ノーブルのオーナー、花田靖さん。傘の製造工程は、多くの職人による手作業で成り立っていると説明します。
生地ひとつ取っても、生地の縫製から防水、プリント、刺繍と各工程で手掛ける職人が違うそうです。手元も木系、竹系、アクリルやプラスチック成型などの材質や、革を巻くなどの加工段階で、発注先がそれぞれ異なるとのこと。傘骨同士の可動部分をジョイントする「ハトメ」や、開いた傘を支える親骨の先につける「露先」、頂部の「石突き」「陣笠」などそれぞれのパーツに至るまで、基本的に専門の製造会社で分業しています。
花田さんはこうした企業の1つ1つと直接交渉しながら、丁寧なものづくりを実践しています。
素材を余さず売り物に。傘の端材を小物に活用!
ブランド傘だと1本数万円するようなものもあるなか、東京ノーブルでは手に入れやすい価格帯での提供にこだわっています。「大量生産品ではなく職人が手掛ける傘を、身近に使ってほしい」と花田さん。
そのために、傘の製造時にどうしても出てしまう半端な布地を使って、ミニチュアの傘やポーチなどの小物を商品化しました。
材料を有効に活用することで、傘本体の価格も抑えることができます。品質に対してリーズナブルに提供できているのは、こうした努力と工夫の賜物でもあるのです。
6月おすすめ:雨が待ち遠しくなる傘
詳細情報
名称 | Tokyo noble |
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住所 | 東京都台東区上野5-9-19 2K540 N-3 |
URL | |
その他 |