2013.12.28 (Sat)
年末年始も無休で開催!伝統みやげの魅力を再発見する写真展「UNSIGNED : 伝統みやけ?、その粋な形象」
台東区には様々な伝統みやげがあるのをご存知でしょうか?
伝統みやげについて「聞いたことはあってもよく知らない」あるいは「興味があっても知る機会が少ない」というが方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな伝統みやげに注目し、しかも新しい視点で取り上げた写真展が浅草で開催中ですのでご紹介しましょう。その名も、「UNSIGNED : 伝統みやげ、その粋な形象」。
これを見たら、あなたも「このみやげ品、欲しい!」となるかも!?
伝統みやげの“隠れていた美”や“愛らしさ”を再発見する写真展
「UNSIGNED : 伝統みやげ、その粋な形象」(以下、本展)は12月27日(金)から平成26年1月13日(月)まで浅草文化観光センター7階展示スペースで開催されている写真展。
主催は台東区と東京藝術大学です。
会場では、台東区の「浅草今半」や「うさぎや」「森銀器」「金太郎飴本店」など様々な29社が参加し、各社の自慢の逸品が東京藝術大学とのコラポレーションによって新しいビジュアル性を持った写真作品となっている様子を見ることができます。どの写真も現代的で、多くの人を魅了するインパクトを持っています。
コンセプトは「古くから残る伝統みやげがなぜ長きに渡り愛され続けるのか」を問い、そのみやげ品自体をいじることなく様々なシーンや装飾を加えた写真作品にし、「“隠れていた美”や“愛らしさ”を再発見する」こと。
29の伝統みやげの中であなたはどれに魅了される?
実際に展示されている写真も数点ご紹介しましょう。
まず1つ目、こちらは上野駅すぐに店舗のある“あんみつ”で有名な甘味処「みはし」の写真。
あんみつの”みつ”の海の中に、あん、みかん、求肥、寒天、黒豆が飛び込んでいるように見えますね。
なんでも、どこを切っても同じ顔のはずの金太郎飴が、ひとつずつ微妙に顔付きが違うことに気づいたことから、その表情のユニークさをコミカルに、均質なクオリティでつくられる工業製品のブロックおもちゃの顔に見たて、行進させるようにしたとのこと。
暗闇の中で茶釜にライトを当て、スローシャッターで撮影することで、きらびやかさとはまた違う、素材が持つつややかさ重厚さを感じさせる銀器の魅力を引き出すようにしたのだそう。
この他にも様々な伝統みやげが魅力的な写真となっているので、皆さんぜひ会場に伺ってみてください。きっとあなたが「実物が見たい!」と魅了される写真があるはずです。
なお、嬉しいことに期間中は正月に関わらず、「無休」で展示を見ることができ、会場の浅草文化観光センターは雷門の前にあるので初詣で浅草へ来ている方々はお参りの際にもぜひどうぞ。
会場に観覧に行くと全ての写真が掲載された豪華なカタログ(部数限定)も無料でもらえますよ。