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2015.07.29 (Wed)

谷中の路地で味わうクラフトビールとご近所感 <外飲みのススメ Vol.2>

ここ最近は30度を超える真夏日の日も多く、すっかり夏の暑さとなりました。 こんな日は夕涼みしながら、外でお酒を飲むのは最高ですよね! 今回の東東京マガジンはそんな「東東京の外飲みスポット」をご紹介します。

Vol.2でご紹介するのは、2015年3月に台東区は上野桜木に開業した「上野桜木あたり」。昭和13(1938)年に建てられた3軒の長屋をリノベーションして、人々が集まる場所として再生した施設です。

木造家屋に囲まれた路地の一角で、夏の夜風に吹かれながらの外飲み! ゆっくりと夜は更けていきます。

古民家改修で生まれた、どこか懐かしい空間

ある日の夕暮れ。入谷の鬼子母神前から都営バスに乗り、谷中バス停で降ります。吉田屋酒店の建物を移築した下町風俗資料館付設展示場の角を曲がり、ちょっと歩いた右手。道路の突き当たりに見える木造家屋が、今年3月のオープン以来人気スポットとなっている「上野桜木あたり」です。

上野桜木あたりのエントランス。木造家屋の間の路地に、思い思いに人が集まってきます

上野桜木あたりのエントランス。木造家屋の間の路地に、思い思いに人が集まってきます。電車だとJR日暮里駅から谷中霊園を突っ切って徒歩10分。地下鉄千代田線の根津駅、千駄木駅からもそれぞれ10分程度です

この「あたり」は3棟の木造家屋からなり、それぞれにテナントが入っています。手づくりパンの店や塩とオリーブオイルの専門店、ヴィンテージのアパレルショップ、現代アートの事務所などなど。そして本日の目的地、天然酵母のクラフトビールが楽しめる「谷中ビアホール」!

ロゴが入った暖簾がお出迎え

“ビールを飲む谷中おじさん”のロゴが入った暖簾がお出迎え

谷中ビアホールはチケットシステム

「谷中ビアホール」はチケットシステム。900円、1,500円、3,000円の3種類のチケットです。3,000円は300円お得

上野桜木あたり:谷中ビアホール燻製

谷中ビアホールのおつまみ

各種燻製やスモークナッツ、フランクフルトの土鍋ロースト、エビのアヒージョなどのおつまみを手頃な価格で提供しています

オリジナルの「谷中ビール」です

我慢できずに、思わずちょっと飲んでしまいました(笑)。オリジナルの「谷中ビール」です。このほか、アウグスビールの「ホワイトエール」「IPA」「ラガー」の樽生が飲めます。この日は限定で「マデューロ」も入っていました

ゆったりと酔いしれて

店の中にも座席はあるのですが、オススメは何といっても外! 建物の間に設えられた路地空間でゆっくりおいしいビールを味わっていると、時の流れが段々ゆるやかになっていく感じがします。常連さん同士が世間話を交わし、そのお子さんたちが走り回る風景に、ここが東京の真ん中ということを忘れてしまいそうです。

上野桜木あたり

上野桜木あたり

上野桜木あたりの井戸

この7月には敷地内に井戸も完成。子どもたちが勢い良く水を出していました

さらに「谷中ビアホール」は8月31日まで営業時間を延長! 昼は12時からスタート、20時30分の閉店まで、ゆっくりビールを楽しめます(L.O.20時、月曜日定休)。週末は昼から混み合っているそうですが、平日はまだ狙い目。ゆったりとした空気を味わいに、足を運んでみてはいかがでしょうか?

上野桜木あたり

名残を惜しみつつ、上野桜木あたりを後にしました。また来ます!

7月おすすめ:外飲みのススメ

詳細情報

名称上野桜木あたり
住所東京都台東区上野桜木2-15-6
URL

http://uenosakuragiatari.jp/

その他

この記事を書いた人/提供メディア

樋口 トモユキ

愛知県名古屋市で生まれ育ち、東京・東中野現住。大都会東京を横断して、東側と西側を行き来しております。人々が集まり営む都市というものに対する飽くなき好奇心を胸に、日々是精進。

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