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2013.08.20 (Tue)

紙好き&文具好き集まれ! 紙工房 堂地堂(どうちどう)@向島

東京スカイツリーから歩いて約15分。墨田区向島にある鳩の街商店街は、80年以上の歴史を持つ古い商店街です。東京大空襲をまぬがれたので、道幅は戦前のまま。昭和初期からのレトロな商店と新しいショップが並ぶ、個性的な通りです。

その一角にある、空きアパートを改装した商店街直営の創業支援施設“チャレンジスポット!鈴木荘”の1階に店を構えるのが紙工房 堂地堂です。

(写真:写真右ののれんをくぐり、中へどうぞ)

(写真:写真右ののれんをくぐり、中へどうぞ)


始まりは「もったいない」

店主、堂地治美(どうちおさみ)さんのご実家は、両国の製本屋さん。この5月から、ご両親から堂地さんの旦那様が製本屋を引き継ぎ、忙しい時には堂地さんも手伝いに行くのだとか。

「数年前、作業する時に出る余り紙を使って、夫がメモ帳を作ったのが始まりです。工場の前にワゴンを置いて販売してみたら、思いのほか好評で。夫はもともと物作りが好きだから、彼が商品を作って私が売る。最初から店を構えるのは難しいから、まずは知人と物件をシェアして1年間、やってみたんです」

2年前の4月からシェアし始めた店は、まずまずの手応え。それならと、1年後に独立。現在の店舗を構えたそうです。

(写真:店内に並ぶのは、ほぼオリジナル商品。一部、知人や友人の紙モノを扱っています)

(写真:店内に並ぶのは、ほぼオリジナル商品。一部、知人や友人の紙モノを扱っています)

見て触れて、紙の魅力を再発見!

店のイチオシは〈紙のバイキング〉いろいろな紙を選んでオリジナルノートが作れる、予約不要のワークショップです。

好きな紙を選んだら、堂地さんへバトンタッチ。その場で製本してくれます。

(写真:〈紙のバイキング〉は500円?)

(写真:〈紙のバイキング〉は500円?)

作れるノートの大きさはポストカードサイズ(148×100mm)とB6サイズ。表紙は好きな写真や切り抜きなどを持ち込むこともでき、ポストカードサイズは店内にあるポストカードを表紙にもできます。ただし、紙の厚さや紙質により対応できない場合もあるので、ご相談くださいね。

もうひとつのおすすめが、そのデザイン性に注目した〈ダンボールノート〉。

(写真:表紙と中の紙を選べる〈ダンボールノート〉500円?)

(写真:表紙と中の紙を選べる〈ダンボールノート〉500円?)

ユニークで個性に富んだダンボールから、表紙用に好きなものを1枚チョイス。中の紙はクラフト紙か画用紙から選べ、こちらもその場でノートにしてくれます。

(写真:「製本作業を見て欲しい」と堂地さん)

(写真:「製本作業を、ぜひ見て欲しい」と堂地さん)

トントンッと紙を揃え、ガチャン!ガチャン!と手際よく見慣れたノートが作られる様は一見の価値あり。ぶらり向島散歩の道中、ぜひ立ち寄ってみてください。

詳細情報

(写真:店主の堂地治美さん)

(写真:店主の堂地治美さん)

■「紙工房 堂地堂」
住所:東京都墨田区向島5-50-3 鈴木荘1F
電話:080-3933-1970
営業時間:10:30?17:30・火曜休
http://douchidou.com/

この記事を書いた人/提供メディア

Yuka Niimi

フリーランスのライター、時々編集者。2008年の夏に、浅草3代目へ嫁ぎました。日課はヨガとランニング。好きなものは寺社仏閣と和菓子。浅草から自転車圏内で楽しめる情報を発信できればと思っています。

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