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2014.10.29 (Wed)

江戸木箸大黒屋で、食との衝撃的”出会い”を手に入れる! <食欲の秋!料理に役立つお店・道具 Vol.4>

【写真:絶妙なバランスで見事に箸を支える箸置き】

日本人が毎日当たり前に使うお箸-これを繊細な日本料理をよりおいしく食べる”道具”として捉え、”伝統”・”人間工学”という 視点から丹精込めて製作する、大黒屋江戸木箸の竹田勝彦さんのお話を、写真多めでご紹介します。

計算しつくされたお箸を持った感触は、はっきり言って絶頂レベルの感動もの。取材中、ある料理屋で大黒屋のお箸を使ったお客さんが、”感触が忘れられない”と来店しましたから。

伝統は守るものではなく、進化するもの

代表取締役であり、手作り職人さん 竹田勝彦さんのとのお話で、一番インパクトがあった言葉が「伝統は守るものではなく、進化するもの」でした。

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【写真:箸置き要らずの箸!先が1㎝宙に浮いています。】

竹田さんの姿勢-使う人が欲しい物・価値を見出せる物を作ることが、つまり伝統の継承になる。インターネットで情報が先に消費者へ届く今、売る側も接待技術を高めないと、お客様が満足する買物ができないとのこと。

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【写真:360度を割り切れない七角形を全て目と手で実現】

人間工学の域! 繊細な日本料理をよりおいしく食べるための”道具”

いかにおいしく食べられるかという”機能性重視”が、結果デザイン・バランスに繋がるという竹田さんは、この人間工学的な精密作業を目と手の感覚でこなします。奇数角が握りやすいそうで、お店には三角形から九角形までズラリ。

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”道具”としての箸は、手にピタッと合うべきで、個人専用、また食べ物で変えるべきとのこと。様々な木の種類で、料理人専用の最高級箸から、日常用箸まで、膨大な種類・サイズがあります。

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【写真:繊細なお寿司用の箸の先は縦に平たく、くずさずに摘める。】

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【写真:卵ごはん用箸は横に平たい。熱いうちにかきこめ!】

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【写真:自分でも購入した納豆用箸。この太い丸い先が、混ぜるときに空気を入れ、口の中では納豆と一体になった感覚でおいしいのです。】

”買ってもらって・売ってもらってありがとう”の関係

竹田さんは、「商品を売る側とお客さんが、お互いに得をするのが本当の商売」と言います。人はおいしさと出会った後、もうそれ以下には落とせないそう。お客さんの得とは、この”出会い”のこと。

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大黒屋では修理をして、新品のようにして渡すので、お箸の寿命がとても長い。以前「修理したら売れないのでは?」と聞かれた竹田さんの答えは、「お客様がいかに大切に使っているかの目安。ここが手作りと機械の違いの見せどころだ」だったのだそうです。The 職人さんに喝采!!

詳細情報

名称江戸木箸大黒屋
住所東京都墨田区東向島2-3-6
URL

http://www.edokibashi.com/index.html

その他注文・問い合わせ:TEL: 03-3611-0163 / FAX: 03-3611-0180
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【写真:大黒屋 代表取締役 竹田勝彦さん、風情のあるお店の前で。】

この記事を書いた人/提供メディア

Kumiko

独自性研究員。 独自のアイデアで、”考える”機会を与えてくれるものに惹かれます。 また、時間の動きに興味があり、今流行っているものよりも、その先: 時間を先に引っぱっている事や人、または、それ以前: 時間が刻まれた物をいつも探しています。東東京にはこれらの要素がいっぱいで飽きることがありません。

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