2016.01.30 (Sat)
すみだのクリエイターが“葛飾北斎”の魅力を発信! @スカイツリータウン
江戸時代後期を代表する浮世絵師として、世界的にも著名な画家・葛飾北斎。北斎がこの世を去って、約150年。今年11月には墨田区で「すみだ北斎美術館」のオープンが予定されており、北斎に注目が集まっています。
そんな中、観光客や親子連れ、カップルで賑わう東京スカイツリータウン・ソラマチで、墨田区を愛し続けた北斎の“後輩”ともいえるクリエイターグループが「葛飾北斎」をテーマに展示会を行っています。主催は、グラフィックデザイナーやウェブディレクターなど、個性豊かなコミュニティ型グループ「すみだクリエイターズクラブ(以下、クリクラ)」。クリクラは、様々な魅力と資源が詰まっている墨田区をより全国に発信していこうと、墨田区在住のコピーライターやデザイナーなど数人が中心となり活動をスタート。そして、下町に住むクリエイターと地元のお店や人々と連携して墨田区のまちを盛り上げています。
北斎漫画の“無礼講”を立体化
葛飾北斎の絵手本「北斎漫画」に登場する“無礼講”をモチーフに、フィギュアの関節を動かして愉快なポーズを楽しめる「立体北斎世界」。今回のプロジェクトに参加したグラフィックデザイナーの木村吉見さんは、「葛飾北斎をテーマにした作品で平面的なものはあるが、立体的にできないか」と、北斎の絵をフィギュアで再現。北斎の絵の中に登場する人物たちを立体化することで、触って動かして楽しめる作品が出来上がりました。木村さんは「北斎を今までとは違う視点で楽しむきっかけとなったらうれしい」と、プロジェクトに対する想いを語ります。
“気の巡り”をよくする「北斎ヨガ」
23日(土)には、北斎漫画をお手本にしたヨガ「北斎ヨガ」のワークショップが開催。「人体を描くには、骨格を知らなければ真実とは成り得ない」と、北斎は接骨家に弟子入りして解剖学を勉強したそう。実は北斎の絵を通して、日本人が培ってきた身体の使い方を知ることもできるのです。ワークショップでは、小さな子どもから年配の方まで参加。普段意識しない身体の使い方に興味津々で聞き入っていました。
北斎ヨガを考案したオカザキ恭和さんは、2012年に墨田区で行われたアートプロジェクトに参加した際、北斎漫画を見る機会があり、描かれている生き生きした人物たちの姿に興味を持ちました。ポーズを真似てみると面白く、呼吸をつければヨガになるのでは?と「骨格」+「気の巡り」を重視したオリジナルの北斎ヨガを考案。北斎ヨガは基本的に大人向けに行われていますが、これからは子ども向けに「北斎ダンス」「北斎踊り」といった、子どもが創造性を発揮できる取り組みを行っていきたいと語ります。
すみだが誇る葛飾北斎の魅力と情熱は、後輩クリエイターたちに脈々と受け継がれています。
詳細情報
名称 | ■「拝啓、北斎先輩。」すみだクリエイターズクラブ展 |
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住所 | |
URL | |
その他 |
・もののけライブペインティング
(約30分)参加費:無料
1月24日(日)14:00
・北斎ヨガ 変顔で福来る
(約30分)参加費:無料
1月23日(土)15:00 1月30日(土)15:00
・すみだの廃材で北斎楽器をつくろう!
(約30分)参加費:無料
1月23日(土)14:20 1月30日(土)14:20
・北斎タロット
参加費:有料
1月24日(日)13:00〜16:00
1月29日(金)13:00〜16:00
1月30日(土)13:00〜16:00
・江戸似顔絵屋イベント
参加費:有料
1月24日(日)12:00〜16:00
1月31日(日)12:00〜18:00
・北斎スタンプ
参加費:無料