2014.11.03 (Mon)
11月特集をはじめる前に。自分のスペースを始める時代がきた!〈建築/コミュニティスペース Vol.0〉
東東京には様々なスペースが増えています。
スペースと言うと抽象的で、多くのお店、チェーン店なども含まれてしまいますが、今回の特集では、ある特定の個人がとても強く「やりたい」と願い、それを様々な人びとの協力を得て実現・運営しているスペースをご紹介します。
そういったスペースは展示内容や物販の商品などにも運営者の個性と、「ああ、あのスペースの運営者は○○さんね」と“顔”が浮かびやすい場になっています。
スペースはDIWOの時代へ
そういったスペースの多くはDIY(Do It Yourselfの略。要はご自身による大工仕事)でつくられています。あるいはもっと言うとDIWO(Do It With Othersの略)でつくられていると言っても良いのかもしれません。
建物の改修のときだって、多くのところが、自分だけで改修するというより、友人や近所の人に協力してもらって“一緒に”つくっています。塗装だったり清掃だったり、あるいは電気工事をプロにお願いしたり。
空間ができた後の運営だって、展示する方やモノづくりの作り手さん、飲食の出店者、あるいは運営を手伝ってくれるメンバーなど、運営者が審美眼を持ちながら、色々な人たちが入り込み“一緒に”場がつくられているように感じます。
そして、それが個々のスペースの個性となりストーリーとなっています。
それらを見ていると、インディペンデントなスペースはハード(建築工事)もソフト(日々の運営)もDIWOの時代になっていると言ってもよいのではないかと思います。
自分でスペースをはじめることが、実現可能な時代。それを体現する4組が登場!
初期費用もランニングの費用もそんなにかけられないけれど、センスやアイデア、ネットワーク、情熱はある。そうしたら、自分ならではのスペースは実現できる。
今回ご紹介する4組は、それを体現している方々。
「こういう風にあの人たちがやっているのなら、自分もセンスやこだわりを生かして、スペースをつくれるかもしれない。」そんな一つの希望になる特集になれればと思います。
それでは、個性豊かで、大変濃い4組のインタビューをお楽しみに!