2015.06.02 (Tue)
職人の街「カチクラ」の盛り上がりにはワケがある Vol.1
台東区は中小のものづくりを手掛ける職人が集まる「ものづくりの街」。なかでも南部の御徒町〜蔵前〜浅草橋にかけての2km四方の地域は、「徒蔵(カチクラ)」エリアとして近年注目を集めています。
先日開催された第7回モノマチ、題して「モノマチセブン」のレポートを通して、この街が持つ奥深い魅力と盛り上がりのカギに迫ります!
工房や問屋など250店以上が参加
5月22日から24日の3日間、地域の職人工房や問屋、メーカー、店舗などが参加して「ものづくりの街」を発信するイベント、それがモノマチです。普段見ることが難しい工房での作業の様子や、見どころ満載のツアー、下町グルメなどユニークな企画が盛りだくさん!
若手クリエイターの拠点から街に広がる
そもそもこのエリアは、古くは江戸時代から多種多様なものづくり関連の機能が集積してきました。比較的小規模な手工業や製造業、それらの流通を担う問屋や卸売業が集まる土地柄なのです。
しかしバブル経済期には、拡大のために工場の郊外移転が進むなど、次第に空洞化が進みました。子どもの数が減って、小学校の統廃合に拍車がかかります。廃校になった旧小島小学校をリノベーションしたファッション専門の創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ(デザビレ)」が立ち上がったのが2004年のことでした。
このデザビレの施設公開に併せて、街なかの工房も一緒に盛り上げよう!と周辺の店主たちが手弁当で始めたイベントが「モノマチ」なのです。
【Vol.2に続く】
詳細情報
名称 | モノマチセブン(第7回モノマチ) |
---|---|
住所 | 東京都台東区南部(御徒町〜蔵前〜浅草橋にかけての2km四方) |
URL | |
その他 |