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2014.01.16 (Thu)

谷根千工房・記憶の蔵でも上映された『まちや紳士録』が東京で劇場公開!自主上映協力者も募集

「町並み保存地区」を知っていますか? これは、城下町や宿場町などの伝統的な建造物や、歴史的に重要な役割を果たした町の景観を保存するために市町村が定める地区のことです。

現在、町並み保存地区として残されているのは、全国で104件。その1つ、福岡県八女市八女福島地区の「ひと」と「いま」に焦点を当てたドキュメンタリー、『まちや紳士録』(伊藤有紀監督)が、3月1日より渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開されます。東京では、12月に谷根千工房・記憶の蔵にて先行上映(マスコミ試写会)が行われました。

本作の企画に共鳴してくれる人、この映画を観たいと思う人は、個人・団体を問わず、上映会を主催することができるそう。伝統的な文化が残る(けれど映画館が少ない)ヒガシ東京でぜひ上映してほしい1作です。まずは劇場へ足をお運びください!
※自主上映協力者募集の詳細は、公式ホームページ内の「地域上映者募集」ページよりご確認ください。

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『まちや紳士録』作品概要

高度成長期以来、効率優先のスクラップ・アンド・ビルドの思想のもと壊されてきた多くの伝統的な町並み。その中でかろうじて残った町並み保存地区(全国で104件)の1つ「福岡県八女市八女福島地区」。この地に越してきた監督と妻が、そこに暮らし、見たものとは…空き町家の再活用に取り組む人々、移住を希望する若い一家、伝統技術を次の世代に伝えようとする人々の町への想い…そこには、現代日本から失われつつあるさまざまな豊かさが残っていた。競争・無縁社会を生きる私たちの、くらしの「つくろいなおし」が、いま、始まろうとしている―
(試写状より転載)

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この記事を書いた人/提供メディア

Yui Sato

東東京のニュースタイルカルチャー研究員。下町の伝統と今風の文化をミックスした作品・商品や、それらを作り出す人々に強く惹かれます。 初めての1人暮らしの地・森下に住み始めて4年。東東京は、深く関わるほど味わい深く、愛着を感じるエリアだと実感する日々を送っています。ふだん書いているのは、ミニシアター系映画の紹介など。夢は、ミニシアターのない東東京で、定期的に映画の上映会を開催すること!

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